MACOTTは現代のモネ!?


先日、モネ展を観に行きました。
様々な画家に多大な影響を与え続けているというのが感じられる展覧会でした。
私は絵画にあかるいわけでもありませんが、モネの絵を観ていると、
かの有名な偉大な画家がこぞってその手法やタッチを真似して学んでいるのだなと、
色々共通項を見い出せた気がしました。

モネの絵は、近くで観るより、
断然遠くから観る方がその凄さが実感できると思います。
近くで観ると、なんだか雑なタッチだなぁと思うのですが、
少し離れて観ると、その雑に見える点や線がまとまってリアリティを増して行き、
風景が動き出して見え、描かれた風景のその瞬間の空気感も動き出すようで、
みるみる輝いてきて、ハッとして思わず息を呑みました。
人が本当に驚いた瞬間というのは、
声が出ないものですね(゚o゚;;

写実を超えたリアリティ。
見えている世界のもっと深い所まで見ている。
細かく点や線を描くより、全体を捉えて近づけていった方がリアリティがある、
そのことに気付いたモネは本当に凄い天才だと思います。
いやしかし、どうやって描いていたんだろう?と想像が膨らみました。
離れて見ないと描けなかっただろうに、
でもいちいち離れてたら体力使うな、めっちゃ長い絵筆を使ったりして、とか。。。


そういえば、アンティアンティは以前モネ展とコラボして
モネ展オリジナル香水をつくって販売したことがあります。
小さい瓶に入った〈ローズ、アイリス、ロータス(睡蓮)〉の3種の香りのセットと、
モネ邸のジベルニーの庭をイメージしてブレンドしたパルファムの2種類。
とっても素敵な、まさにプレミアムな一品。


というわけで、大切な宝物を久々にお蔵出し。


年号を見たら、2007年。
もう10年以上経っていることに驚き。

瓶の蓋をあけると、
花々の息吹が一気に溢れ出してきて、
ほんとうにモネの絵画に入り込んだような感覚になって、
一気にその世界に包み込まれました。
まるで玉手箱みたいで、
浦島太郎のようにおばあさんになっていないかと思う勢いでした。笑

それぐらい、生命力に溢れてキラキラと輝いて、
この世のものとは思えないぐらいいい香りでした。
そのキラキラは、アンティアンティの香水が生きてる証拠だと思いました。


その感覚は、モネの絵を観ているときと似ている感じがしました。
ナチュラルで優しく、押し付けがましくないけど、
自然の煌めきと息吹が溢れんばかりで、その世界観に圧倒される。
素敵な場面が、その瞬間の煌めきが、
絵の中、香水瓶の中に封じ込められていて、
触れるたびにその瞬間が生々しいほどに再現される。感動がほとばしる。

モネの絵は、嫌いな人はいないんじゃないかと思うぐらいに、
なんだかホッと出来るような、
時間やシチュエーションを選ばず、
いつまでも見ていられる感じがします。
受け入れる幅が広いというか、
主張が激しくない感じで、
優しさに溢れたナチュラルでおおらかな雰囲気。
まるでMACOTTのオーガニック天然香水みたいだと思いました。


アンティアンティの調香師MACOTTも、
モネのように自分でローズやアイリスを育てたり、
絵を描く代わりに香水で美しい自然を表現する…
まさに現代のモネ!?

MACOTTの香水づくりも、
モネの手法のように、まとう空気感も含めて全体を捉え、
一個一個の絵の具の色を掛け合わせるようにして香料をブレンドしていき、
絵画という一つの作品を描き出すように、香水を創りあげます。

MACOTTは香りの印象派。
やっぱり、まさに現代のモネ!?
と思わずにいられません。。。

時代を超えて生き続け、人々に癒しと感動を与える、
その情景の空気感をもまとった、
ある意味“現実よりリアル”な作品。
手作業でしか創り出せないもの。
その人でしか創り出せないもの。
記憶に深く刻み込まれるような貴重な体験を味わう歓びをあなたへ。

モネの作品のように、
時代を超えて愛される作品を、これからも生み出していきます。

※この作品は完売につき、現在販売されておりません。

【閉店】antianti 青山本店便り

アンティアンティ青山本店は、 2023年5月28日をもちまして閉店いたしました。 長い間ご愛顧いただき誠にありがとうございました。