アンティアンティと私〜香水編〜
前回は、スキンケアを中心にしたblogを書かせていただいたので、
今回は香水について書かせていただこうと思う。
時間を巻き戻し話は2010年、アンティアンティ青山本店で行われた、第2回香水教室へ。
ご存じの方もいらっしゃるであろう、社長であり調香師でもある宮崎真と一緒に香水を作ろう!というなんとも魅力的なイベントである。
これは行かねばと、妙な使命感に燃え、参加をした私。
そこには数えきれないほどの香料が所狭しと並んでおり、
1回目に参加していなかった私は、圧倒され、参加者の皆さんの動きをただ見ているだけであった。
が、それではいつまでたっても出来上がらない。
そこで私はあるテーマを思いついた。
それは、いつの日か娘が将来を共にする伴侶と出逢い、結婚式などをした際に、
「ここで新婦のお母様から贈り物があります」と言う、司会者のアナウンスと共に、香水とトワレを手渡すのだ。
この妄想とも思えなくないテーマが決まってからの私の動きは早かった。
幼稚園バスの乗り場まで手を繋いで歩いていると、どこからともなく香ってくる金木犀の香り、、、。
メインは金木犀(オスマンタス)、そこにいくつかの香料を加えていき、ようやく完成した香水とトワレ。
肝心の娘は、この時5歳。
27、8歳でお嫁にいくと仮定して、その頃1番いい熟成具合になる様に仕込んでいただき(驚!)家路へと急いだ。
さて、その時仕込んだ香水たちはどうなっているのかと言うと、
大切に大切に秘密の場所で、その時が来るのをじっと待っている。
現在16歳の彼女がその香水たちを手にするまで、あと10数年。。。
無事にその日が来ることを望みつつ、ずっといてくれないかと相反する気持ちを抱えながら、私は日々過ごして行くことになるのだろう。
そしてその前に、このblogが彼女の目に止まらないことを切に願う。
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